日本縦断旅行 4日目後編 謎の交通安全パン 23-04
4日目 2023年4月15日 土曜日
めんしょーり(めんしょーりは沖永良部島の方言でようこその意味)
特に用は無いが昔ながらの商店街を歩いてみる。なんかヤバそうな店(店なのか?)
こんな所にも西郷さん。
遠くに和泊港を出港した那覇行きのマリックスラインのクイーンコーラルクロスが見えた。
今朝まで宿泊していたホテルシーワールドで預けていた荷物を受け取る。
ホテル横の山田海陸航空の営業所にフェリー情報が掲示されている。今日は定刻より10分早く"和泊"へ入港するらしい。
伊延じゃなくて良かった〜〜〜。
ホテルから徒歩5分程で和泊港旅客ターミナルに到着。伊延港と違い屋根だけじゃなく壁があって感動。
ターミナル2階の切符販売所。隣合う2社の窓口。
鹿児島〜離島〜那覇の航路は、マルエーフェリーとマリックスラインの両社が2隻ずつ、計4隻の船を出し2社交互に毎日運航されている。待合所にも西郷さん。
予約していたチケットの購入も済ませたのでフェリー入港までおやつタイム。
わたしも あなたも アマミパン奄美製菓製パン 交通安全パン アマミのあんパン
ふらっと立ち寄った商店で一目惚れして購入。
全国各地を旅行し様々なご当地パンを食べてきたつもりだが、これは一体。
製造会社は"アマミ"パンや"奄美"製菓製パンと名乗っているが、奄美大島とは無関係で、沖永良部島の知名町にある会社のよう。
つまりこのパンは沖永良部島のご当地パンだ。
(交通安全パンとあんパンで製造場所の住所番地が異なっているのは気にしない)
交通安全パンだが、小さめのコッペパンの真ん中にジャリジャリのクリームが挟まっている。
学校給食指定工場で作られているようで、どこか懐かしい味がした。気がする。
*健康はパン食から 事故をなくして明るい家庭!!
パッケージにはこう書かれているが、なぜ交通安全なのかよくわからない。
完食、美味しかった。
そうこうしているうちにフェリーが入港。
今回は2等の洋室を選択。
和泊→鹿児島の2等運賃14,250円+洋室使用料2,080円 計16,330円(結構高い)
フェリーあけぼの今回もマルエーフェリー。
2008年就航、ちなみに一昨日乗船したフェリー波之上は2012年就航なので、こちらの方が若干古い。
まだ乗船できるまで時間掛かるだろうと思い待合所のベンチ最前列でテレビを見てたら、背後に居たはずの他の乗客が全員消えててクソ焦った。
雨の降る中乗船開始。
人生初離島だったがとても充実した2泊3日だった。
さようなら沖永良部島。
14:30 和泊港を定刻で出港
今回の船室は追加料金2,080円を払い2等洋室、寝台Bを選択。8名一室の大部屋で各寝台をカーテンで仕切ることが出来る。
右奥の下段のベッドが本日の宿。
ベッドの外に荷物を入れられるロッカーが1人あたり2区画。
ベッドには一昨日のフェリー波之上の2等和室で使っていた物と同じ、黒くて固い枕と毛布が。
写真には写っていないが照明の下にコンセントが一口用意されている。
フェリーあけぼの船内図。
2等洋室は全て船内の内側にあるので全然電波が入らない。
船内レストランの営業時間。
営業開始までまだ2時間半もある。
とりあえず売店に行ってお買い物。
おにぎりと御船印の他、行きの波之上で売り切れていたマルエーフェリーのTシャツとフェイスタオルを購入。
満足したので昼寝する。。。
「レストランの営業を開始します〜」と言う船内放送で起床。
急いでレストランへ向かう、危うく食いっぱぐれるところだった。(おにぎりはあるけども)
夕食はこの6種類から選択。
唐揚げ定食 ¥1,100-
ちょっと豪華に唐揚げ定食を選択、カリカリで美味い。
気付かぬうちに船は徳之島の亀徳港へ入港していた。
窓がとても汚い。
次の奄美大島の名瀬港には20時30分入港予定。
腹も満たされたので自分の寝台に戻り横になる。
今回はここまで。
次回は鹿児島県本土に上陸し九州を北上。
日本縦断旅行 4日目前編 西郷南洲記念館 23-04
4日目 2023年4月15日 土曜日
朝7時半、起床。
この日の朝食も那覇で買った菓子パン。
ぐしけんパン なかよしパン ハーフ(沖縄のご当地パン)
カエルがかわいい。
確か真ん中にクリームが挟まってるパンだったような。
3日間滞在した沖永良部島とは今日でお別れ。
14時40分に和泊港発のフェリーに乗って鹿児島港へと向かう予定。
ここまでの沖縄、沖永良部の滞在中に購入した土産を自宅へ送るため、ホテルから徒歩3分程のヤマト運輸の営業所へ。
関東までの運賃は80サイズで1,528円、日時指定無しで送ったがなんと驚く事に、2日後の17日月曜日の朝には自宅に届いていた。
離島からなのに追加料金も掛からず2日後に着くとかヤマト運輸すごい。
さてホテルに戻り荷物をまとめ10時にチェックアウト完了、ついでに大きめの荷物を預ける。
フェリーの出航まで4時間半あるので西郷南洲記念館を見学しに行く。
谷山モータースさんに自転車を返却、3日間大変お世話になりました。
ここから徒歩5分で記念館に着くはずだが、入り口が分かりにくくて結局10分ぐらい掛かった。南州橋と言う小さな橋の横に入り口があった、3回ぐらい反対の歩道を素通りした。
敷地内に入ると胸像や謎の牢のようなものがお出迎え。
建物内を見学する為、入館料200円を支払う。
突然だが私は学生時代、社会科の授業で地理は大の得意だったが歴史がからっきしダメで毎度赤点回避ギリギリのラインを彷徨っていた。
鹿児島県民の方には大変失礼だが、西郷隆盛とはなんぞやと聞かれると、上野公園で犬を散歩させてるガタイのいいオジサンと言うぐらいのイメージしか無い、ほんとになにもわからない。
しかしこの沖永良部島に来て行く先々で名前を見掛けるので、何も知らずに帰る訳にはいかないと思いわざわざ記念館にまでやって来たのだ。
〜館内〜
展示スペースに入ろうとすると受付に座っておられた館長さんがこちらにやってきた。
なんと時間の許す限り中を案内して頂けるそうなので、なんもわからん私はもちろんお願いする事にした。
島津久光と言う人物の怒りに触れ沖永良部島に流されたらしい。
流されて来たばかりの西郷隆盛は、このような吹きさらしの牢の中で約2ヶ月程を過ごしたと言う。
私のような初心者に優しいクソデカ年表、大変わかりやすくてよい。
これを見る限り鹿児島→奄美→鹿児島→徳之島→沖永良部島→鹿児島と県内を転々とさせられていたのがわかる。
胸像と牢。
この胸像を作ったのはなんと西郷隆盛のひ孫にあたる陶芸家の西郷隆文さん。
ひ孫の方がまだご存命と言われると急に最近の人のような感じがしてくる。
報恩丸の模型。
薩英戦争勃発の知らせを受け、沖永良部島を島抜けする事を決意した西郷隆盛が役人に作らせた琉球伝統の木造船。
結局イギリス艦隊は撤退したので使わずじまいだったとか。
役人の家の中に作られた座敷牢。
屋外の吹きさらしの牢から座敷牢に移された西郷はみるみる体調が回復していったそう。
天を敬い人を愛する事。
"西郷が沖永良部島に残してくれたもの"
現代の暮らしと通ずるものがある。
壁に飾られた数々の書
館長さん曰くこれは直筆らしい。
肖像画と直筆の軸と遺品のやかんと急須。
展示スペースの反対側は資料館のようになっている。全国津々浦々から寄贈された書物が収められていた。
右側の壁に貼られた紙芝居がとても分かりやすくこの島での西郷隆盛の生涯を描いており、家でも読み返したいぐらいの完成度だった。
〜屋外〜
一通り見たので外の展示も見学する。牢のレプリカと敬天愛人の石碑。
約2ヶ月を過ごした吹きさらしの牢。
普通に暮らすだけでも狭い約2畳程のスペースの中に、便所まで備わっており、如何に劣悪な環境下だったかが伺える。
館長さんが入口を開け中に入れてくださった。すっかり痩せ細ってしまった西郷隆盛。
ちなみにこの像の隣で座禅を組んで写真を撮って貰う事もできる。(キモヲタフェイス、キモヲタファッションの地獄絵図なので写真は非公開)
敬天愛人発祥の地
この島を訪れたたった3日間の中で、行く先々様々な場所で西郷の名を目にした。
島の銘菓のパッケージにまでも貼られており、沖永良部島にどれ程の影響を与え、住民の方々にどれ程愛されているかを実感した。
ここまで約1時間、ほぼ付きっきりで展示品の説明やキャプションにも書かれていない細かな事まで解説頂いた、西郷南洲記念館の館長さんに感謝。
とても気さくで面白い方で、歴史の授業はいつも寝ていたやる気も知識ゼロの私でも楽しく見学する事ができた。
またこの島に来る機会があれば再訪問させて頂きたい。
OKINOERABU SAIGOU GUIDE BOOK〜南の島と「西郷どん」〜館長さんにお礼を言い、出発しようとした時、ふと何か記念になる物は無いかと探した末に受付で購入した冊子。
西郷隆盛の生涯、関連人物、鹿児島県内での活躍や島での生活などが25ページにまとめられている。
文章は多めだが、周りにかわいい挿絵や写真や地図などが散りばめられており、意外とあっという間に読めてしまう。
歴史赤点の私でも抵抗感なくさっくりと頭に入ってきた。
お値段なんとたったの200円、帰りの船や飛行機で読むも良し、是非オススメ。
という訳で今回はここまで。
次回はいよいよ沖永良部島を出て、鹿児島県本土へ出発。
日本縦断旅行 3日目後編 沖永良部島サイクリング 越山展望所と昇竜洞 23-04
3日目 2023年4月14日 金曜日
朝から奥歯が欠けて悲しい気持ちになったけど、絶品伊勢海老丼を食べたら全て忘れました。
12:20 西郷食堂出発
外に出るとさっきまでの雨は一転、いい感じに晴れていた。
店の前の道を進むとまた坂道。
12:25 ソテツジャングル到着(約550m 約5分)
ソテツジャングル一瞬入ってみようか迷ったが、入口と出口がかなり離れているようで、終点まで行くと来た道を引き返すか車道を遠回りするしか無いので断念。
できれば晴れている今のうちに進めるところまで進みたいので、入口から眼下の伊延港を眺め次の目的地へ。
12:35 ソテツジャングル出発
公道に戻り後ろを振り返る。食堂から距離にして500m程だがかなり上った感がある。
ちんたら漕いでいるとまた空に分厚い雲が。
とにかく地味な上り坂がしんどい。
戦車壕(戦車の進入を防ぐ穴)
なんとなく嫌な予感はしていたが、この後とんでもない角度の急坂が登場。
とてもじゃないけど乗って上れないので押して行く。
13:15 越山展望所到着(約4.5km 約40分)
越山展望所
標高188m 島で2番目に高い場所、越山の山頂に到着。
北東方面を望む。
今日は写真右端から中央奥の方をぐるっと周り左端へ抜けてきた。
展望台の地図が劣化により穴埋め問題状態。
チャリで来た。
日本復帰記念碑1945年の第二次世界大戦後、奄美群島は沖縄県と同様アメリカの統治下に置かれる。
島民による長きに渡る復帰運動の末、約7年後の1953年12月25日に本土へ復帰する事となった。
沖縄県が30年近くアメリカ領となっていた事は学校の授業でも習う程だが、それより短期間とは言え奄美も占領されていたとは全然知らなかった。
「非核宣言の町」和泊町
これは一体。
とてもいい景色だった。
13:30 越山展望所出発
先程自転車を押して上った急坂を、帰りは乗って一気に下りる。
次はいよいよ今回この島で一番楽しみにしていた鍾乳洞へ向かう。
相変わらずアップダウンが激しい。
そして道を間違えまくって謎の山道に突入。
グルグル一時間ほどさ迷ってようやく看板を発見。もう辿り着けないかと思った。
14:25 昇竜洞到着(約10km 約55分)
昇竜洞
到着。
もっと賑わってるのかと思ったが駐車場には車一台すらもなく、私の自転車だけ。
日本🇯🇵鍾乳洞九選
案内板 反射で見えにくい。。。
入口で入洞料1,100円を支払い入場。
山肌の中にポッカリ開いた穴の中へ。
お役立ち看板シリーズ。
???天の橋立???観音様?????
入ってすぐのところから後ろを振り返る。
天井から垂れる鍾乳石が芸術的。
"昇竜洞のできかたと特徴"
1mm生長するのに3年掛かるそう。
バナナの花 昇竜の鐘
天井が低いので屈みながら進む。
支洞
長寿の門
ダイヤの御殿
気付かなかっただけでヤスデとかオオゲジが足元を這ってたのだろうか、、、
昇竜神社暗闇に突如現れる赤い鳥居。
案内板の写真を撮るのを忘れたのでうろ覚えだが、発掘調査の際に見つかった人骨を祀って〜、とかだった様な覚え。
ロケット岩
"鍾乳洞はタイムカプセル"
昇竜神社の鳥居を後ろから。
壮観──────。
金銀の滝
タイトル:夢の国(?????)
"鍾乳石のでき方"
クリスマスツリー
島の宝 これからも大事にされてほしい。
"いろいろな鍾乳石"
"ナイヤガラの滝"
狭間をゆく。
銀のすだれ
いろいろな鍾乳石
竜神の滝
頭上注意中腰でも油断してると頭ぶつけそう
こんな小さな島に37箇所もの鍾乳洞が点在している。
憩の広場
脱出、お疲れ様でした。
約600mの洞窟内を1時間も掛けて見ていたようだがこれでもまだ物足りない、是非再訪問したいところだ。
結局他の客に会うことは無く終始私一人だった。
出口付近に喫茶店があるので何か食べて帰ろうかと思ったが、のんびりし過ぎたから既に閉店してしまっていた。
ちなみにここも入口と出口が全然違う場所にあるので、500m程坂道を上り自転車を回収しに行く羽目になった。
15:50 昇竜洞出発
あとはホテルに向かってひたすら北上するだけ。山から一気に駆け下りる。
途中から昨日通った県道に合流しあとは平坦な道。
ランニングをしている沖永良部高校の運動部の生徒、男女4,5人を追い抜いた。
途端に横から大きな声で「「「こんにちは〜!!」」」と元気な挨拶が飛んで来る。
咄嗟の出来事だったので「頑張れ〜」しか言葉が出なかった。
彼らには都会に毒される事無く、この心を忘れず純粋に育って欲しい。
16:55 Aコープ和泊店到着(約14km 約1時間5分)
昨日目の前で閉店してしまったAコープ、リベンジ成功。
〜JALカードの話〜
ちなみに1日目前編でも書いたが、私は20代限定の「JAL CLUB EST」のCLUB-Aゴールドカードを所持している。
CLUB ESTに入会、またはCLUB-Aゴールドカードを所持していると、ショッピングマイル・プレミアムと言うサービスの本来4,950円掛かる年会費が無料となる。
これはJALカードを利用した決済に対するマイルの積算率が2倍、本来200円で1マイルのところが100円で1マイル貯まると言うサービスだ。
さらにここのAコープは、日本全国453店舗あるAコープの中でも極めて珍しいJALカードの特約店なのだ。
"JAあまみ直営店舗エリア"として括られる奄美地区の7店舗ではJALカードで決済すると基本のマイルとは別で、100円で1マイルが追加で貯まる。(非プレミアム会員の場合200円で1マイル追加)
前述の特典と組み合わせる事で、この店で買い物をすると100円の決済で2マイル貯まると言う事になる。
話が長くなってしまったが、今晩の晩飯やら土産やらを購入していこうと思う。お土産コーナーが充実しており大変助かる。
昨日1個だけ買った"さたぐるま"と言う黒糖菓子がめちゃめちゃ美味しかったので箱買い。
今回の買い物で積算されたマイル数。2,251円の決済だが切り上げで23マイルずつ×2で46マイル積算されている。
なんの変哲もない普通のJALカードで特約店以外で46マイルを貯めるには、9,200円ほどの決済が必要となる。
17:30 Aコープ和泊店出発
17:40 物産処てぃだ到着(約1.8km 約10分)
追加で土産を調達すべく次の店へ。和泊町の中心にある小さなお店だがなかなかの品揃え、そして店員さんもめっちゃ親切。
鹿児島県の旅行支援のクーポンも使えたので大変助かった。
このまま自宅に帰るのならもっと爆買いしたかったが、旅はあと10日近く続くので程々に。
じゃがいもで作ったかりんとうと、きくらげのっけめしと言うきくらげの味噌漬けがめっちゃ美味しかった。
17:55 物産処てぃだ出発
18:00 ホテルシーワールド到着(約1km 約5分)
出発から10時間弱、拠点へ帰投。
かなり大雑把な記録だが、41キロ程自転車を漕いでいたらしい。
アップダウンが多過ぎてかなり疲れた。
晩飯はAコープで調達した半額の惣菜たち。
もっといいもの食えよって感じだが、疲れ果てて味覚初め神経麻痺してるのでこれぐらいがお似合い。
風呂入って洗濯して3日目終了。
編集する写真がとんでもない量だったのと、Lightroom classicのAIノイズ除去が面白くて遊んでたら投稿するのに時間掛かりました。
次回は西郷南洲記念館で西郷さんについての勉強を。
日本縦断旅行 3日目前編 沖永良部島サイクリング 西郷隆盛上陸の地と伊勢海老丼 23-04
3日目 2023年4月14日 金曜日
沖永良部島一周サイクリング
朝7時、起床。
朝食なしの素泊まりプランなので、前日那覇で買い込んだ菓子パンを食べる。
オキコパン ゼブラパン(沖縄のご当地パン)
シマウマの首から下がってる黄色い札は何。
ジャリジャリした砂糖の食感とピーナッツクリームが美味い。ジャリジャリジャリゴリッジャリジャリ………
途中口の中で謎の衝撃と異音がしたので、汚いが確認してみる。
あっ、、、左上の奥歯が半分ぐらい無くなってるじゃないですか〜〜〜〜〜
さようなら永久歯。
〜サイクリング出発〜
8:15 ホテルシーワールド出発
とりあえず島北部の沖永良部空港を目指す。
徒歩ルートで1時間半と出ていたので20分ぐらいで着けるやろ(ハナホジ的な感じで居たが、思ってたより上り坂がキツい。
そして何より風が強過ぎて全然進まない。
雨も降り出しメガネが霧雨でやられて視界ゼロ。
せっかく上ったのに最後の最後、空港直前で一気に下り坂。
決死の思いで何とか到着。
8:50 沖永良部空港到着(約6.4km 約35分)
沖永良部空港唯一の空港連絡バスがポンチョ(バスの名称)。
都市部なら積み残しで暴動が起きそう。
えらぶゆりの島空港 かわいい
3時間に1本しか電車の来ないローカル線の有人駅みたいな佇まい。
建物内は、30分後に鹿児島空港行きが出るようで、チェックインカウンターが大盛況。
多分泊まってるホテルと同じ会社がやってるであろう売店。
Tシャツを買った。
島の全体地図現在地は右上で今日は左下までぐるっと回る。
9:15 沖永良部空港出発
とりあえず空港近くにあるメジャーな観光スポットに行ってみようと思う。
雨も止み一安心。
道路脇に背丈程の草木の生い茂る道を進むと海が見えてきた。
9:25 フーチャ(潮吹き洞窟)到着(約2.5km 約10分)
フーチャ(潮吹き洞窟)最果て感ある景色だが、別に最果てと言うほど果てでは無い。
昭和中期に整備されるまで、悪天候時には20~70m(?!)の潮を吹き上げており、周囲の農作物の枯らしていたとか。
覗き込んでみる。左下のひょうたんみたいなとこで貝取りたい。
右を見ても左を見ても隆起サンゴ礁、最果て感。
9:45 フーチャ(潮吹き洞窟)出発
引き続き自転車を漕ぐ。
国頭という郵便局や商店、居酒屋まである比較的栄えた地区に入った。
10:00 和泊町立国頭小学校到着(約1.5km 約15分)
ド平日の真昼間に小学校の校庭に侵入するヤバイ人(ワイ)。
とりあえず入って右に職員室があるのでひと声掛けに行く。
日本一のガジュマル小学校の校庭に生える巨大なガジュマル。
明治31年、1898年の卒業生の手によって植えられたものだそうで、樹齢125年──────。
背後の教室で算数の授業を受ける小学校のみなさん、校庭のガジュマルの下でひっくり返って写真を撮っている私。
みんなはこんな社会不適合者になっちゃダメだよ。。。
10:15 和泊町立国頭小学校出発
小学校を後に次の目的地へ。
ウシさんこんにちゎ〜。
珍しく追い風で道も平坦、スイスイ進む。
ここが一番走りやすかったかもしれない。
10:35 伊延港到着(約6km 約20分)
約20時間振りに伊延港にやって来た。
西郷隆盛上陸の地ここ伊延はあの西郷隆盛が流され辿り着いた場所。
私は何の知識も無いので詳しくは上の看板を見て頂きたい。
西郷さんが上陸したのが1862年で本土に戻れたのが1864年2月。
そして先程国頭小学校で見たガジュマルが植えられたのが1898年。
あのガジュマルを植えた小学生のじいちゃんばあちゃん、下手したら父ちゃん母ちゃんは西郷さんを生で見てたかも知れないんですねぇ。
今まで何百年もの遠い昔の人と思っていたが、こう考えてみると割と近代の人物だったのだと気付かされる。
西郷さんと同じ場所から上陸できたと考えるといい体験だったなぁ(幸せ思考)ちなみに西郷さんは迎えの馬を断り、自ら志願して和泊までの道のり約4kmを歩いたそう。私とは大違い。
10:50 伊延港出発
近くにめちゃくちゃ綺麗なビーチがあるらしいので向かってみる。
急坂を上らされ、すぐに下り坂。
平地にして。
11:00 ワンジョビーチ到着(約1.2km 約10分)
ワンジョビーチはい、雨。
生き物も詳しくないので種類は分からないがヤドカリを拾った(すぐリリース)。
晴れてたら綺麗だったろうなとか野暮な事は言わない。
11:20 ワンジョビーチ出発
来た道を戻る。
また急坂を上り、下る、人生。
11:30 西郷食堂到着(約1.2km 約10分)
西郷食堂実はここに来たいが為に今日も伊延港にやって来たのだ。
私一人だが6人ぐらい入れそうな座敷に通される。
ランチメニュー
お目当ては西郷丼(せごどん) ¥1,750-
伊勢海老ドーーーン!!
ドーーーン!!!!!
下は海鮮ドーン!!
あ、ちなみに半身です。
プリプリの伊勢海老がめっちゃウマい。
半身とは言え伊勢海老なんて旅行中ぐらいしか食べられないし、なんなら伊勢に言った時も高いと言って食べなかった。
下の刺身も絶品で味噌汁もかなりウマい。
1ミリも参考にならないド下手な食リポで申し訳ない。
奥歯が欠けている事も忘れられる程の美味さ、完食。
ごちそうさまでした。
入り口の大きな生簀。写真の撮り方が下手過ぎてタヌキしか見えないが中は伊勢海老がいっぱいだった覚え。
腹も満たされたので出発。
今回はここまで。
次回は島を一望する展望台と鍾乳洞に行きます。
日本縦断旅行 2日目後編 沖永良部島伊延港上陸、ちょっとだけサイクリング 23-04
2日目 2023年4月13日 木曜日
那覇港の切符売り場で沖永良部島の和泊港行きの乗船券を購入したが、昼寝してる間に反対側の伊延港に入る事になっていた。
まぁ通過されるよりも全然マシだ。
気が付けば島はもう目の前。
普段使わないだけあって港には必要最低限の設備しか無い。こんな所にもJR貨物のコンテナ。
12:35 沖永良部島の伊延港に到着。悪天候時用の裏港なのにこの待合所はさすがに無力過ぎでは無かろうか。
下船口に向かうと長蛇の列が出来ていた。
島民と思われる方を除くと、先程の与論島で降りた客よりも旅慣れた感じの人が多いように見えた。
列の前の方がなにやら騒々しい。
欧州系のバックパッカーの女性が一人、他の客数人に取り囲まれている。
英語はハローとヤミーとイエスぐらいしか知らないので詳しくはよくわからないが、寄港地変更になっている現状を説明しているようだった。
英語のアナウンスは無い(確か)ので無理もない。
てかコロナ明け間もないこの当時に、奄美諸島を一人で巡ってる外人一体ナニモンなんだ、、、
乗船券は下船時に回収。
沖永良部島上陸
フェリーを降りると、私の名前がデカデカと書かれたホワイトボードを頭上に掲げ、これまた大声で私の名前を呼んでいるおじ様がおられた。
本当に助かる、たった200円で島の反対の港まで連れて行ってくれるのだ。乗合バスには私ともう1人、常連のようなおじさんが乗り込んだ。
事前予約制という事で空席があっても予約していない人間を乗せることは出来ないようで、突如聞いたことも無い港に降ろされタクシーも全て予約車、乗合バスも予約制で途方に暮れる旅行者数名を横目に伊延港を出発した。
エアコンガンガンの車内から島の風景を眺める。危うくこの道を延々歩かされる所だった。
もう1人のおじさんは「和泊港に車置いて船で出掛けて帰って来たら伊延港で降ろされた〜」的な事を未知の言語でドライバーに嘆いていた。
てっきり鹿児島県だから鹿児島弁なのかと思ったけど、どちらかと言えば沖縄弁寄りな気がする。
15:00 本日から2泊するホテルに到着。ホテルシーワールド
シングルベッド×1と3畳の畳敷きの和洋室に宿泊
窓の外めちゃくちゃオーシャンビュー。
そう、よりにもよってさっき入港出来なかった和泊港の目の前なのである。
さて、ホテルから徒歩10分ちょいのところに自転車を借りられる所があると言うので行ってみる。
島にもエディオンがあった。
谷山モータースさん
ママチャリをレンタルした。
2泊3日で2,500円。良心的価格。
この時点で16時なので今日は無理のない程度に行ってみようと思う。
ひっっっっったすら向かい風、原付にすれば良かったと早くも後悔し始めている。
アップダウンも激しくそれなりにキツい。
まぁ日頃の運動不足解消と体に言い聞かせて県道を突き進む。
途中の畑の真ん中の無限どストレートで先程船で取り囲まれていた欧州系バックパッカーを追い抜いた。
かなりの大荷物だが伊延港からここまでひたすら歩いてきたのだろうか。
そして一体どこへ向かうつもりなのだろうか。
そんな事を考えながらがむしゃらに漕いでいると目的地に到着。
沖永良部島観光協会(エラブココ)
ひとまず島の観光協会へ。
店内の写真は撮り忘れたが、元々保育園だったと言う建物の中に観光案内所や沖永良部島の特産品、Tシャツ等のグッズを扱っているショップがある。
更にコワーキングスペースもありWiFiも飛んでいる、困ったらここに来れば何とかなりそうな場所である。黒糖を使った菓子と写真は無いがキャップ帽を購入。
実はここに来るまでの間に借りて間もない自転車の、前輪の空気が少し減っているような気がしていた(多分気の所為)。
ダメ元で観光協会の方に空気入れを貸していただけないかと打診してみた。
倉庫を確認したが残念ながらロードバイク用しか無かったようで、お礼を伝え建物を出ようとしたその時。
「谷山さん、代わりの自転車持ってきてくださるそうですよ〜!」
!?
なんともう1人の方が谷山モータースさんに電話してくださっていたようで、代車が運ばれてくる事に。本当に申し訳ない。
上陸早々、島の皆さんの観光客に対する優しさをしみじみと感じた。
新しい自転車を載せた軽トラが到着、谷山さんと観光協会の御二方に深々とお辞儀をし出発。
あ、ちなみにここの観光協会では知名町のマンホールカードを配布しています。
〜サイクリング再開〜
平成名水百選 ジッキョヌホー
ジッキョは瀬利覚(ここの地名)、ヌは"の"、ホーは湧き水の意。
知名港近くの海岸
フェイクローソン"T-mart"
フローラル知名のマンホールは知名町役場横
いい時間なので折り返して和泊港方面へ戻る。
なんで帰りも向かい風やねん。
ウジジ浜公園1890年9月 カナダの帆船が台風遭遇し大破。
投げ出された乗員を島民が救助したそうな。
生憎の天気。
変わった形の岩がたくさん。
水辺にも降りられる。
まだ4月だけどそこまで水は冷たくなかった。
あっという間に辺りは真っ暗になってしまった。
マツキヨとダイソー(の商品が売ってる衣料品店)が並んでる都会的風景。
寄り道しまくってたら本命のAコープが目の前で閉店してしまったので危うく飯難民。
隣の"エラブ物産館ワコー"なる新しめのスーパーに入店。
弁当惣菜全品半額で優勝。原材料名に海老が無くて鮭が書かれてるのは何故。。。
半額の熊本県産のいちごがデザート。
たらふく食って2日目終了。
旅程を書くほど公共交通機関使ってないので今回は割愛。
長々ダラダラですがご覧頂きありがとうございます。
次回は自転車で沖永良部島を一周します!
日本縦断旅行 2日目前編 マルエーフェリーで沖永良部島へ 23-04
2日目 2023年4月13日 木曜日
朝5時、起床。ねむい。
まずアパに泊まった日のモーニングルーティン、アンケートに回答しフロントでアパ社長カレーを頂く。アパには昨年から数え20泊以上しておりその度にカレーを頂いているので、台所の戸棚の一角がアパ社長カレーで埋め尽くされている。
5時半すぎにホテルを出発。
途中のセブンで食料を調達し歩くこと20分程、那覇港客船待合所に到着。今日はこれからフェリーに乗り沖縄を離脱、鹿児島県の沖永良部島へと向かう。
マルエーフェリーのカウンターで用紙を記入し乗船券を購入。フェリー波之上の2等和室で"和泊港"まで。
いよいよ乗船那覇港を出て途中、本部(沖縄本島)→与論→和泊と寄港しながら進む約7時間程の船旅。
7:00 定刻通り出航、これで沖縄県とはお別れ。
この旅に出る直前「この勤務終わったらそのまま沖縄行くんですよ〜」「いッスね〜」なんて会話を同僚と交していたが、まさか早朝発のフェリーに乗るためだけの前泊地、踏み台として使うつもりだったとは思うまい。
旭橋駅前の転車台跡しか観光してないけど楽しかったよ〜。
船内の売店で御船印(日本各地の旅客船の運営会社が販売する御朱印のようなもの)と手ぬぐいを調達。御船印は全国100社以上の船会社で扱っている。
"与論"入港予定は12時00分
船内を一通り徘徊しやることも尽きたので、自分の区画に戻り少し横になる。本部に着くぐらいまでちょっと仮眠、、、
起きたら与論島到着10分前でしたー。はい残念〜〜〜
外に出ると与論島の真横海が青い。写真は加工しているが元のデータでも十分青い。
12:00 約10分遅れで与論島の与論港に到着、ここからはもう鹿児島県。与論港はあらゆる所にコンテナが散らばっており上から見ると、レゴブロックのバケツひっくり返したみたいな感じ(?)
一瞬中央の白色壁無しの建物と、手前のマルエーロゴ入りのコンテナだけで旅客を捌いているのかと思い困惑したが、調べてみると右上に小さく写る青と白のツートンカラーの平屋が与論港旅客待合所だった。
ここでそこそこの人数の旅行者と思われる客(主にカップルや女性多め)が下船、名前も洒落てるし人気なんですな。
荷役作業を上から見ていると、食堂が開いたとの放送が流れ皆が一目散に向かうのでそれに続く。カツカレー ¥800-
12:40 約30分遅れで出航。フェリーの発着する港でこの海の青さはすごい。
いつかこの島も訪れたい所存。
陸地がどんどん遠くなっていく。
さて次は目的地の和泊港。
ふと案内所の前を通り掛かると"伊延"入港予定は14時30分
?????次は和泊では無いのか?????
なんだこのラミネートされている明らかに常用では無い伊延の札は。
いや伊延ってなんやねん 伊延is何処
どうやらこの日は波とか風の関係で、和泊港とは真逆に位置する伊延港に入港する事になったらしい。
那覇港で乗船券を購入した時は何も言われなかったので、那覇を出てから与論に着く直前の昼寝してる間に決定したのだろうか。
日本縦断ともなると調べなければならない事があまりにも多過ぎて、ここまでは把握出来ていなかった、反省。
まぁなんとかなるやろと思い、両港をGoogleマップで調べてみると
3.3km 徒歩41分
案内所のお姉さんに助けを求めると、事前予約制の乗合バスがあった"ような気がする"との返答。
追って船内アナウンスでも入港する港が変わった旨の放送が入る。
悠長にしてられないので電波の入る今のうちにさっさとスマホで調べ、速攻電話予約した。
上のリンクから飛べるが、乗合バスの予約は船の入港1時間前まで、運賃は200円。安い。
いやこれは放送なりポスターなり、マルエーフェリー公式でバスを案内してやった方がいいレベルなのでは。
何はともあれ足は確保できたので一安心。
今回はここまで。
次回は沖永良部島上陸編。
日本縦断旅行 1日目後編 クーポン消化の為に那覇空港を徘徊 23-04
1日目 2023年4月12日 水曜日
沖縄到着即旅行代理店に滑り込み、旅行中に使用するJRの切符を購入。
はやくホテル行って寝たい。
那覇市内にはもう一軒アパがあるが、訪問当時は感染症の影響か街の少し外れにあるここしか営業していなかった。
客室前の廊下がまさかの壁無し。マンションかな?台風来たら地獄やろなぁ。
シングルで予約したけどアパ直アプリで最上階角部屋を指定したらツインになってた、謝謝。
新築アパといえば卵型のバスタブですよね〜。
旅行支援クーポンを2,000円分頂いたので、体力が完全に尽きる前にまた街へ繰り出す。
日本最南端の駅 赤嶺駅駅前の日本最南端の駅の碑と全然来なかった原色のゆいレール
あくまで2023年4月現在の話だが、ゆいレールこと沖縄都市モノレールでは、特別補充券(機械で発券できない切符を手書きで販売する際に用いる乗車券)を趣味発券する事が出来る。
日本最南端の駅、赤嶺駅から日本最西端の駅、那覇空港までの特別補充券を購入。
途中の車両基地には搬入されたばかりの3両編成のゆいレールが。
日本最西端の駅 那覇空港駅最南端から一駅で最西端へ到着。
先程は急いでおり素通りしたが、この那覇空港駅は日本最西端の駅なのだ。
ステーキハウス88 那覇空港店
牛肉100%ハンバーグ ステーキセット ¥1,485-
せっかくのステーキハウスなのによりにもよって一番安いハンバーグを選んでしまった。
起きてから約24時間経過しており思考力が著しく低下している証拠である。
とりあえず安かったしおいしかったしOK👍
腹一杯眠さ三倍、那覇空港内で沖縄土産を調達。
制限エリア外のJALグループ運営の売店BLUE SKYで、御翔印(JALが日本各地の就航空港で販売する御朱印のようなもの)を調達。が、まさかの在庫切れ、、、
また沖縄に来なければならなくなった、次は大東諸島辺りに行きたいなぁ。
※御翔印一例
空港での用も済ませたので明日からの怒涛の弾丸旅行に対応すべく、旭橋駅近くのダイソーで洗濯用品等諸々を購入。
Coke ON(コカコーラの自販機アプリ)のゆいレール限定スタンプもGET。
もうすでに20時を回っており意識が朦朧としてきた。
Googleマップは15分で行けると提示して来た道程を、完全思考停止状態の私は30分近く掛けて移動した。
帰還即風呂。
なんだかんだ23時前、就寝、1日目終了。
1日目 4月12日 水曜日 旅程
羽田〜那覇(泊)
羽田空港 11:15(11:31)発
↓ JAL987
那覇空港 14:10(14:30)着 14:45発
↓ ゆいレール
県庁前駅 14:58着
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株式会社日本旅行沖縄 15:00着
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県庁前駅 16:58発
↓ ゆいレール
赤嶺駅 17:08着 17:56発
↓ ゆいレール
那覇空港駅 18:00着 19:20発
↓ ゆいレール
旭橋駅 19:31着
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※旅程はGoogleマップのタイムラインから引用しているので時間等はあまり正確では無いです、あしからず。(途中結構省略してます)
と、こんな感じで全12日分を前編後編に分けて投稿していこうと思います。
様々な交通機関を乗り継ぎ本土だけでなく、離島にも立ち寄ったりしますのでお楽しみに。